the GazettE 9th Album「NINTH」序章「Falling」【考察】
お久しぶりです
色々ブログのネタはあったのですが、
書く気が起きなくて暫く放置気味の滝川でした。
まあ、これを投稿してからもまたお休みするかもしれませんが。
というわけで今回ちょっとずっと考えてた事が纏まったっぽい?ので、
ブログに書き起こしてみようかと思っとる所存です。
というのも、先日3月10日は僕の大好きなバンド、
the GazettEの結成16周年の日でした。
それと共に夏にリリースされるNEW ALBUM「NINTH」の中から
新曲のミュージックビデオが解禁される日でもありました。
前作の「DOGMA」から三年の月日を経て、リリースされるこのアルバム。
前回は「PROJECT:DARKAGE」と称し、
アルバム発売からツアー、シングル発売などひとつずつをMOVEMENTと銘打ち、
全部で12個のMOVEMENTを紡いできた壮大なプロジェクトを成し遂げられました。
アルバムの箱の中敷きの下にフリーライブのチケットが
仕込まれていたのには正直びっくりしましたね(笑)
そしてそれを発売から数ヶ月経った後でオフィシャルからアナウンスされるという(笑)
そして今回は去年の夏に行われた大型野外ライヴ
「BURST INTO A BLAZE3」にて告知された通り、
オフィシャルサイトのカウントダウンがゼロを指すと同時に
アルバムの情報とリードトラックの「Falling」のMV、そしてリリックが公開されました。
今回はその「Falling」のMVに込められた意味、
歌詞と合わせて自分なりに考察したのでそれを書いていこうと思います。
まず、前置きとしてこの歌詞とボーカルのRUKI氏のインスタを見るに、
バンドとファンの関係性を描いた物なのではないかという事。
そしてMVには男性と女性が登場します。
若い女性は恐らく他人であろう男性の家に訪問し、
一緒に横になるシーンがある事からそういう仕事をしているのでしょうか。
彼女は男性に跨がり、ナイフを振り翳します。
顔に血が飛び散っている事から、男性を殺したと見られます。
そして、男性は自室で異常な行動を取ったり、薬を飲んだりしている事から
恐らく精神的な病に侵されているのではないかなと。
若しくは非合法的な薬物の中毒になってしまって、狂ってしまったのかも。
そして後半、そんな二人が出会います。
二人はどういった関係なのでしょうか、
恋人同士なのでしょうか。
恐らく、そんな疑問はここでは重要ではないと思います。
このシーン、冷たい感じがして僕は凄く好きです。個人的にね。
そしてここからが恐らく重要な場面だと思うんですが、
その前にこのRUKIさんのシーンかっこいいです
このネオン管がまたいい味出してる。
RUKIさんは多分こんな部屋に住んでますしね、多分ね。
二人は一緒に仲睦まじく入浴します。
互いに血を綺麗に流し合います。
こんなシチュエーション、普通なら一生味わうことない(笑)
かっこよくてちょっと憧れます。
泡風呂です泡風呂。
彼は自傷の血なのか、薬物によって溢れ出した血なのか
彼女は人を殺めた罪深い血ですね。
ですがお風呂からあがったばかりの彼女の手にはベッタリと鮮血が。
彼女は呆れた様な表情を浮かべます。
これを見てずっと考えてたんですよね、
なんで風呂からあがったのに血がついてるの?
その表情はなんなの?
って。
多分なんですけどね、飽くまでもこれは考察なんですけど、
拭いきれない血=拭えぬ消えない罪
という事なんじゃないかなあって漠然と思ったんです。
彼女が犯した罪というのをここで再確認したというシーンなんじゃないかなと。
バックボーンとして彼女はこのMVに映っている物だけではなくて、
色んな人を殺してきたんじゃないかなって。
彼も一様に、同じ様なシーンがあります。
彼女と同様「やっぱりだめか」みたいな雰囲気です。
このシーンを経て、二人は車に乗ってどこかへ出かけます。
車のトランクに何かを詰めているシーンがありますがこれはなんでしょうか。
二人が背負ってきた形のない十字架とでも言うのでしょうか。
夜の道路を突っ走る二人はとても楽しそうで、
でもどこか悲しげです。
このベッド際の写真の「CHOICE」は
「お互いがお互いを選んだ」という事なのでしょうか。
そして二人が乗る車は崖から転落してしまいます。
二人が望む行き先は死だったのでしょうか?
次のシーン
「死んでなかったんかーいwww」
って、僕も最初はそう思いました。
でも死んだとか、死んでないとかじゃなくて、このシーンは
「二人が望む先に行けた」という事を表現したかったんだと思います。
この楽曲の歌詞にあるように、
We just believe in ourselves to die
I know you were the same
同じ痛みを抱き合う 儚さに
忘れないさ これは終わりじゃない
さぁ目を開けて落ちていこう
the GazettEとオーディエンスの双方向性。
お互いが深い闇を抱えながら一緒に落ちて行く。
「落ちる」というのは本来悪い意味ですが、
それは彼らだけの世界に行こうという事でもあると思います。
そういう意味でもこのMVとリンクしていて素晴らしい作品だなと思いました。
バンドとファンは彼らが行きていく日々の中で苦悩を抱え、
それをライヴという居場所で掻き乱す。
彼らの様なライヴバンドは特にですね。
何年もガゼットのライヴに参戦出来てない僕が言うのも何ですがね(笑)
今回のツアー
the GazettE Live Tour 18
THE NINTH
PHASE #01 -PHENOMENON-
は絶対に参戦したいと思ってます。
その前にアルバムが楽しみですねえ!
今回はメタリックボックス仕様、去年の周年記念に行われた
「愚鈍の桜」の本編+アンコールのBlu-rayが付くそうなので逃せません。
13000円という普通ならアルバムが四枚くらい買えちゃう破格ですが、
是非手に入れたい代物です。
長くなりましたが、読んで頂いて有難う御座います。
考察という事で、見る人から見れば
野暮だなって思われるかもしれませんがご容赦下さい。